きょうから衣替え、全道的に好天となり、夕方になったら雲の出て来るようなこともない撮影日よりでした。
本当なら先週の金曜日は本輪西に赴き、最後のタキの押さえを行う予定でしたが、突発的な理由でどうしても都合がつかず、涙を飲んで諦めた経緯があります。
そこできょうはウサ晴らしに、「タキがなくたってミスター54ここにあり!」 ということを示すべくちょいと出かけて来ました。最初に撮影したのはここ宇宙軒S字。
トワイライトエクスプレスの来春廃止が、先週正式に発表され、同業者が多数集結しているなか、ターゲットがやって来ました!

DD511083+1137+PC 8001レ(トワイライトEXP.) 2014-06-01
これぞ寝台特急の醍醐味、DLが重連で力を込めて牽引する姿は迫力ありますね。貨物凸の姿がなかなか拝めなくなったいま、オリジナルのニイガタサウンドを聞くことが出来るのは、大いなる魅力です。小生的には充排油により変速を行うDD51 の液体変速機の働きに独特のクセがあり、エンジンの回転が急に落ちるさまが遠方から聞かれるのが好きですね。DF50の焼玉エンジン搭載の漁船みたいなポンポン言う音に次いで好ましいと思います。
続いてモスグリーンの客車が通過

優美ですね。大阪と札幌を直通する旅客列車があったことは、永遠に記録して置きたいです。
ここで何人か帰り、貨物フリークの小生は、編成の長い貨物の撮影に適した場所へちょいと移動します。
周囲にいた同業者に挨拶をして露出を合わせますが、隣の方がじーっとこちらを見るではありませんか。他人の顔を覚えるのが苦手な小生は気付いていませんでしたが、なんとブロ友のo-jiroさまではありませんか。これはとんだ失礼をしてしまいました。石北の146kpやその手前で、その他北広島付近など、ひょっこり出くわすことではぴか一です。何故なのでしょう?
さて、貨物がやって来ましたが、ラッキーなことに赤スカです。

DF200-2+コキ 3057レ 2014-06-01
どうです、格好いいでしょ! DFコキ、小生は大好きです。これだからタキがなくても飽きることはないですね。
ところで特急北斗系列は従来、キハ281系・283系によるS北斗と、最高速度130km/hのNNキハ183系による北斗で運転されておりました。それが昨年の相次ぐエンジンからの出火事故や283系の配電盤焼損を受けて、現在はキハ281系のS北斗と、低速キハ183系の毎日運転の臨時北斗で運転され、それに加えて函館側から一往復する形でリゾート車による臨時北斗も多客期にのみ追加運転されています。3両のニセコEXP.車、4両のクリスタルEXP車、5両のノースレインボーEXP車で運転されます。ところが洞爺駅でみかけた北斗85号のきょうの編成は…

キハ283系6連 9085D 2014-06-01
なんとキハ283が6連を組んでやって来ました! 次々に車両の修理も上がっているのでしょうね。これまでもこの運用にキハ283系が充当された事がありますが、その時はしょぼい、たったの3連でした。
場所を移動して、今後快速エアポートを置き換える733系初の快速編成

DF200-114+733系(B-3201+3101編成) 9171レ 2014-06-01
荷物は旅客の車両ですが、これはれっきとした貨物の列番を名乗っていますし、そもそもクマ牽引です。
引き付けてもう一枚

733系エアポート編成は貫通6両ですが、3両ずつ編成番号が振られている様です。この辺はS宗谷に運用されているキハ261系に似ていますね(あちらは2両+2両)。
では続く編成をずらずらと



バックショット

お顔はマスキングされていますが、良く見えますね。
さてと、ここまで来たからには、最後の仕上げに返しのトワイライトを長万部S字で!
撮影ポイントを探すのに苦労しましたが、光線状態は陰ることもなくバッチリ。あとは3051レとの被りを恐れるだけです。結局3051レは数分の遅延でしたが、トワイライトの3分前に通過しましたのでほっと。多分、旧旭浜駅付近の長万部ストレートで離合したものと推定します

DD511137+1083+PC 8002レ(トワイライトEXP.) 2014-06-01
いや、これは満足しました。いつも千歳線で撮影していますので、架線のない複線はなかなか画になりますね!
タキのない撮影、どうなるのかと思いましたが結果オーライの一日でした。
アップの時刻が遅くなりました事、お詫びします。